合宿免許希望者必見! 知っておきたい卒業後の流れ|学生のぶっちゃけアンケート!
合宿免許を検討しているみなさんに知っておいてほしいのが、「合宿免許で教習所を卒業しても免許が取得できるわけではない」ということ。卒業後は各都道府県に設置された運転免許試験場(運転免許センター)で本試験に合格する必要があり、それを忘れてしまうとせっかくの努力が水の泡になってしまいかねません。「そんなこと知らなかった……」とハッとなった人がいるかもしれませんが、それは合宿免許の経験者も同じ。経験者へのアンケートによると、ギリギリまでこの事実を知らなかった人も少なくないようです。というわけで、ここで卒業後の流れを整理しておきましょう!
合宿免許後に関するアンケート 2021年10月実施 男女302人 マイナビ学生の窓口調べ
合宿免許卒業後について知ってた?
合宿終了後の本試験について知っていたかどうか訊いてみると、8割を超える人は知っていたものの、知らなかった人の割合も約15%と少なくないことがわかりました。また、知らなかった人が「いつどのように知ったのか?」を訊いたQ2の回答を見ると、卒業式の時に教習所から説明があったと答えた人が4人に1人(約25%)と見過ごせない割合になっています。
そもそも合宿免許のカリキュラムを修了してもらえるのは、運転免許証ではなく「卒業証明書」。合宿免許に限らず、教習所はあくまで「受験資格付与」までをサポートするところで、卒業証明書があれば運転免許センターでの本試験のうち「技能試験」は免除されますが、視力検査・色彩識別能力・聴力検査などの「適正検査」と「学科試験」は受験しなければなりません。
運転免許センターも好きなところに行っていいわけではなく、みなさんの住民票に記載されている住所地の運転免許センターに行く必要があります。たとえば、住民票は実家の住所のまま離れた場所で一人暮らしをしている人は、試験のために地元に帰らなければならないということ。運転免許センターでの試験は平日に行われることがほとんどですし、学科試験と適正検査、その他の手続きで1日がかりとなりますから、事前にスケジュールを立てておくことが肝心なんです。
合宿免許で教習所を卒業したら、できるだけ早く運転免許センターで試験を受けることがおすすめです。というのも、教習所が発行する卒業証明書の有効期限(1年間)を過ぎてしまうと受験資格を失うだけでなく、卒業証明書も再発行されないため。万が一、有効期限を過ぎてしまったら、教習所や合宿免許にもう一度参加して卒業証明書を取得するか、運転免許センターに直接出向いて技能試験と学科試験を受ける、いわゆる「一発試験」に合格するしか方法はなく、お金も手間も余計にかかってしまうんです。
「鉄は熱い内に打て」ではありませんが、合宿免許で教習所を卒業したらできるだけ早く本試験を受けるという人は、Q3の回答を見ても明らか。1か月以内には受験した人が約9割を占め、半年を過ぎるとその割合は圧倒的に少なくなっていることがわかります。
半年以上経過しても合宿中に勉強していたことを覚えていたという人は、「おぼえていた」と「まぁまぁおぼえていた」と合わせて約6割ですが(Q4の回答)、本試験の学科試験は95問中90点以上を取らなければ合格できないシビアなもの。記憶力に自信がある人でも、できるだけ早めに行動しておくに越したことはありませんよね?
運転免許センターで必要な書類一覧
住民票に記載されている住所地の運転免許センターで学科試験と適性検査を受ける際に必要なものは、以下の10点。余裕を持って、早めに準備しておきましょう。
- 住民票(本籍または国籍記載)
住民票には必ず本籍地の記載が必要です。 - 本人確認書類
健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、在留カード、特別永住権証明書など - 運転免許証
※二輪免許を持っている方は学科試験が免除になります。 - 写真2枚
縦3cm×横2.4cm、6カ月以内に撮影したもの - 運転免許申請書
- HBの鉛筆
学科試験の際、マークシートを使用するのでなるべく鉛筆を用意しましょう。 - 消しゴム
- 手数料(試験手数料、免許交付手数料)
- 印鑑(シャチハタなどスタンプ式の印鑑を除く)
- 指定自動車教習所の卒業証明書
この記事のまとめ
実際に合宿が始まるまでは、卒業後のことについてあまりイメージがわかないかもしれませんが、前述の通り住民票に記載されている住所地の運転免許センターに出向いたり、住民票や手数料、印鑑など、運転免許センターで必要な書類を事前に揃える必要もあったりと、卒業後も何かとやらなければならないことがあります。ちなみに、具体的な必要書類や手続きについては合宿免許を卒業する際に説明されますから、聞き漏らしのないように注意しておきましょう。