免許証の写真写りをよくするコツ!持ち込みもOK、もう失敗しない!
成功しづらい免許証の写真撮影は、多くの人にとっての悩みの種といえるかもしれません。
「顔色が悪い」「表情が怖い」「顔が大きく見える」など、免許証が出来たときに写真の仕上がりに納得のいく人はなかなか少ないもの。しかし、表情や姿勢、メイク、髪型など、撮影のときにちょっとしたことに気をつけるだけで、写真写りをよくすることができます。
今回は、これから免許を取得する予定のある人や、次の更新こそは写真写りをよくしたいと思っている人のために、免許証の写真撮影で女性がキレイに写るコツをご紹介します。
免許証の写真写りをよくするコツ~明るさ・表情・姿勢編~
写真写りをよくするには、美しい肌、大きな目、自然な笑顔がポイントです。ここでは、写真撮影当日にできる簡単な工夫についてお伝えします。
顔を明るく写すための工夫
顔に光を当てると、肌を美しく、明るく見せることができます。写真撮影当日は顔に光を反射させるレフ板の代わりになるものを用意しましょう。
例えば、白いハンカチを膝の上に敷くと、うまく光を反射してくれます。撮影するときにわざわざハンカチを敷くのが恥ずかしいという人は、白いボトムスを履くか、白い大きなバッグを膝の上に置いても同じ効果が得られるはずです。
目つきを悪く見せないための工夫
撮影のときには背筋をきちんと伸ばしましょう。猫背になると、表情が暗く疲れた印象になるだけでなく、顔が肩よりも前に出るため大きく見えます。
姿勢をよくするとフェイスラインが引きあがり、顔が引き締まって見えるでしょう。写真撮影の前に軽く背筋を伸ばしたり、あごを引いたりするのがポイントです。あごに力を入れてレンズよりも少しだけ上を見るようにすると、目つきが悪くなるのも防げます。ただし、あごを引きすぎると二重あごに見えてしまうので、注意が必要です。
また、撮影する瞬間は、目をしっかりと開きましょう。いつもより少しだけ大きく開くように意識すると、わざとらしくない自然な表情になります。
自然な笑顔で写すための工夫
免許証の写真では、歯を見せて大きく笑うことができません。真顔で写ると人相が悪くなりやすく、シワやほうれい線が目立ってしまうので、微笑むくらいの表情が適当でしょう。無理に口角を上げる必要はありません。口元を左右に少し伸ばして、心の中で楽しいことや面白いことを考えると自然な笑みがこぼれるはずです。
自然な笑顔を当日いきなり実践するのは少し難しいので、事前に鏡の前で練習しておくことをおすすめします。
免許証の写真写りをよくするコツ~メイク・髪型・服装編~
免許証の写真写りは、メイクや髪型、服装によっても変化します。写真写りをよくしたい思いから、気合いを入れて濃いメイクにしてしまうかもしれませんが、実は派手なメイクは逆効果です。
目元をぱっちり見せるための工夫
目元にはあまり色を入れないほうがよいでしょう。アイシャドウは写真で色が飛んでしまうか、かえって暗くなってしまいます。まぶたに濃い色を入れるよりも、コンシーラーでクマやくすみをしっかり隠し、ハイライトで顔全体を明るくするのがおすすめです。アイラインはしっかり入れて目を強調しましょう。
目を大きく見せることは大切ですが、つけまつ毛やまつ毛エクステは逆効果です。フラッシュの光が上から当たるので、長いまつ毛が顔に影を落として目元を暗く見せるおそれがあるからです。そのため、ビューラーでまつ毛を上げる程度にするのがおすすめです。
カラーコンタクト(カラコン)は規定違反なので、着ける場合は自然な色のものを着けてください。
血色よく写すための工夫
免許証の写真は背景が青色なので、顔色が悪く見えやすく、血色よく見せるための工夫が必要です。リップは濃いはっきりした色を選び、ベージュや薄いピンクは色がうまく写らないので避けましょう。
チークも写りにくいので、普段より濃く入れて健康的に見せます。
顔周りをスッキリ写すための工夫
髪型や髪色にも気を配ると、顔周りをスッキリ見せることができます。
まず、前髪は垂らすと影になってしまうため、サイドに流したり、ピンでとめたりして、目の周りにかからないようにしましょう。サイドに流す場合、前髪とつながる顔周りの髪の毛を斜めにカットするなどして、顔を包みこむようなスタイルにすると、小顔効果が期待できます。
それとは別に、前髪をセンターで分けておでこを見せる「センターパート」も小顔効果が期待できる髪型です。長めに伸ばした前髪で顔の輪郭が隠れるほか、縦長のラインで小顔に見せることができます。ただ、面長の人は顔の長さを強調させることになるので、避けたほうが良いでしょう。
思い切ってぱっつん前髪にすることで小顔効果を発揮できる場合もありますが、顔の輪郭によっては注意する必要があります。なかでも四角いベース型の輪郭の人は、顔のサイズが目立ちやすくなるため、ぱっつん前髪は避けたほうが無難です。
また、髪で首が隠れるのも顔が大きく見える原因となります。首周りの髪もすっきりまとめて、首にかからないようにするとよいでしょう。
髪の毛の色は光を反射すると実際よりも明るく写ります。明るい茶髪は金髪のように見えることもあるため、髪の色は濃い茶色や黒にするのがおすすめです。暗い髪色には顔周りをシャープに見せる効果もあります。
洋服選びでできる工夫
トップスには顔周りがすっきり見えるものを選ぶとよいでしょう。ハイネックやタートルネックのように首が隠れるスタイルではなく、Vネックやラウンドネックなど、襟元が少し広めに開いている服のほうが、首のラインを美しく見せてくれます。あえて首元を隠すスカーフやマフラーなども、避けたほうが無難です。
また、トップスのカラーは白系の明るい色がおすすめです。運転免許センターなどの撮影場所は一般的に背景が青色のため、暗い色の衣服は輪郭が不鮮明になり「背景と同化」してしまいます。また、赤や緑の衣服を着ていると、顔に色が映り込むことがあるので注意が必要です。ボーダー柄の衣服も太って見えるため、避けたほうがよいでしょう。
ゆったりしたシルエットの衣服は体が膨張して見えます。ボディラインを隠したいなら、薄手の素材でゆるやかに体のラインに沿うものを選びましょう。襟元のヨレや糸くずなど、細かいところも写真では悪目立ちするので、撮る直前に必ず鏡で一度確認してください。
免許証の写真は持ち込みが可能!
気に入った写真を持ち込んで免許証の写真として使えることをご存じでしょうか。持ち込みなら、事前に撮影して一番気に入ったものを選ぶことができます。
持ち込み写真が使えるケース
写真を持ち込みできるのは免許証の更新時だけです。新規の取得や、再交付の手続きがあるときには使えません。特別な手続きは不要ですが、受付で写真を持参している旨を係員に申し出ましょう。その場合、持ち込んだ写真のチェックが必要になるので、通常とは違う窓口に案内されます。
持ち込み写真の条件
・縦3cm×横2.4cmのカラー写真で、縁のないもの
・背景が単一色で模様や景色がないもの
・顔を正面に向けて上三分身(胸から上の上半身)が写っているもの
・写真専用紙に印刷されているもの
6カ月以内に撮影したものであればOKなので、更新当日ではなく事前に用意しましょう。自宅で撮影してもいいですし、写真館などでプロに撮ってもらったり、スピード写真を使ったりしても構いません。
ただし、顔のサイズが上三分身より大きいものや小さいもの、中心からずれているもの、明るすぎたり暗すぎたりする写真は使用できないので、自分で撮影するよりは、プロに任せるかスピード写真のほうが安心でしょう。
なお、海外で自動車を運転する際に必要となる「国外運転免許証」の場合は写真のサイズが異なります。縦5cm×横4cmが規定となっているため、日本の運転免許証よりもひと回り大きいサイズの写真を提出する必要があります。
不適切な写真とは
持ち込んだ写真は担当者によってチェックされますが、以下に挙げる写真は不適切として使用できません。
背景が無地でない写真
スナップ写真のように、旅先の風景が入りこんでいたり、自分以外の人が写っていたりして、背景が無地でないものはNGです。背景が一色でない場合も同様に使用できません。
顔がきちんとわからない写真
顔を傾けていたり、正面を向いていなかったりする写真はNGです。本人の顔がわかりづらくなるため、歯を出して大きく笑っていたり、目元が髪で隠れていたりする写真も使用できません。顔が衣服で隠れているほか、帽子をかぶっている、マスクをしている写真も避けましょう。
また、サングラスを着けていて目が見えない写真、通常の瞳の色とは異なるカラーコンタクトを装着している写真、ヘアバンドやスカーフを頭に着けていておでこがほとんど隠れるような写真も、持ち込んだ本人と認識されず不適正と判断されてしまいます。
編集ソフトなどを使って写真を過度に修整していたり、合成したりしている場合も同様です。
裸に見える写真
衣服の色が背景と同化している写真や、肌色の衣服を着ている写真は、裸に見えるとして使用できません。
こうした写真とは別に、傷や汚れが入った不鮮明な写真、写真のコピーも免許証の写真としては使えないので注意しましょう。
目元や口元を不用意に隠さず本人の顔がしっかりとわかるもの、顔のサイズが規定のものを選ぶのが、持ち込み写真で免許証を更新するための近道です。
持ち込み写真が使えない場合は?
写真の条件を満たさず、持ち込み写真では本人証明が難しいと見なされたときは、通常通りその場で写真を撮影します。
なお、運転免許試験場や運転免許センターで免許を更新すると時間はかかりますが、即日交付されるのがメリットです。警察署などで運転免許証を更新する場合は、後日受け取りになることもあります。
この記事のまとめ
ちょっとしたコツで自信を持てる免許証になる!
免許証の写真写りをよくするためには、普段の写真撮影とは異なるコツがあります。
撮影するときの表情や姿勢だけでなく、髪型、メイク、服装にも気を配ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した点に気をつけるだけでも、写真の仕上がりは変わるはずです。
免許証の写真は一度撮影すると、3~5年ほどは同じものを使うことになります。簡単に実践できて、手間もかからない方法ばかりなので、免許取得時や次の更新時にぜひ試してみてください。
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