合宿免許のモデルスケジュールをご紹介!1日の時間割の例も
合宿免許では、教習所によって決められたスケジュールに従って教習を受けます。合宿所での1日は、どのように進んでいくのか気になる方も多いのではないでしょうか。自動車免許の合宿に参加する前に、モデルスケジュールを調べておきましょう。今回は、合宿免許の14日間のモデルスケジュールや、1日の時間割例、卒業後から免許取得までの手順をご紹介します。合宿を活用して、短い期間で効率よく免許取得を目指しましょう。
合宿免許14日間のモデルスケジュール
入校手続きとは
合宿免許に限らず教習を始める前に、入校手続きで必要な説明を受けます。教習所や宿泊施設によって異なるルールがあるため、しっかりと聞いておくことが大切です。
適性検査とは
視力や聴力、色彩判別能力などを検査します。基準に達しなければ入校が認められません。加えて、運転適性検査と呼ばれるテストも実施されます。こちらは性格や行動についての傾向を把握するためのものであり、結果によっては不合格になることはありません。
先行学科とは
一番はじめに受ける学科教習で、運転の心構えを学びます。先行学科を受けなければ、ほかの学科教習へ進むことができません。また、2段階では高速教習を行う前にも所定の学科を受講していなければ高速教習を受講することはできません。
学科教習とは
集団指導で運転に関する知識やマナーなどを学びます。普通自動車免許の場合、第一段階では先行学科を含めて10時限、第二段階では16時限の受講が必要です。1時限につき50分の教習が行われるため、時間いっぱい集中して取り組みましょう。
技能教習とは
普通車免許の場合、AT限定の第一段階では最低12時限、MT車では15時限の技能教習が行われます。第二段階はどちらも19時限で、路上教習や高速教習などがあります。教習スケジュール次第では入校日当日から運転することもあるため、動きやすい服装で参加しましょう。
AT限定のほうが技能教習に必要な時間が少ない分、合宿期間が短くなります。教習所によって異なるものの、AT限定の最短日数は14日、MT車の最短日数は16日と設定しているところが見られます。
ただし、夏休みや春休みなど混雑する時期はそれぞれ+1日から+2日程度長く設定している教習所もみられます。入校したい教習所の入卒予定日を確認し、ご自身のスケジュールに合うか事前に確認するようにしましょう。
効果測定とは
効果測定とは、学科教習の模擬試験に相当するものです。第一段階と第二段階の計2回、合格することが求められます。合格しない場合は延泊の可能性かつ追加費用が発生する場合もあるので、事前に予習・復習するなどして、万全の状態で挑みましょう。
修了検定とは
第一段階の最後に行われる技能試験です。教習所のコースで運転し、路上に出られるスキルが身についたかを確かめます。
仮免学科試験とは
仮免許を取得するために必要な試験です。50問中45問以上正解すると合格となります。
応急救護処置とは
交通事故に遭遇したときに備え、応急救護について学びます。医師や看護師などの免許を持っている場合は免除されるため、予約の際に申し出するようにしましょう。
卒業検定とは
教習の最後に行われる卒業検定に合格すると、教習所を卒業できます。不合格になると合宿が延長となってしまうため、一発合格を目指したいところです。
検定時は教習所のコースと路上を運転し、必要なテクニックやマナーが身についたかをチェックされます。合宿で学んだことをすべて出し切れるよう、万全の状態で挑みましょう。
合宿免許の1日の時間割の例
朝食
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合宿所での1日が始まります。食事付きプランの場合は、宿泊施設や教習所内にある食堂で朝食をとるのが一般的です。自炊プランを選んだときは、ご自分で食事を用意する必要があります。
予習
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期間が短い合宿免許では、隙間時間を使った勉強が大切です。教習の開始までに余裕があるときは、教本を読んで予習しておきましょう。
学科教習
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決められたスケジュールに従って教習を受けていきます。一度でも遅刻・欠席するとスケジュールが狂い、予定通りに卒業できなくなることがあるため注意が必要です。
昼食
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午前の教習を終えたら昼食です。日替わりメニューが出るところやバイキング形式で好きなものが選べるところなど、教習所によってランチ形式は異なります。
技能教習
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技能教習では、実際に車を運転していきます。助手席に座る指導員のアドバイスをしっかりと聞きながら、安全運転できるよう心掛けましょう。
休憩
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教習は1時限ごとに時間が区切られており、合間には休憩時間があります。スケジュールによっては、何時間かの休憩時間が発生します。宿舎が近い場合は、部屋に戻ってくつろぐ方も多いようです。教習所・宿泊施設によってルールが異なりますので、事前に確認するとよいでしょう。
技能教習
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第一段階の技能教習は1日2時限まで、第二段階は3時限まで(3時限連続は不可)受けられます。合宿期間をできるだけ短くできるよう、1日に2時限以上の技能教習が行われることが基本です。休憩時間にしっかりと休んで、再び集中して運転できるように体調を整えておきましょう。
自由時間
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合宿のスケジュール次第では、長い自由時間が発生することがあります。ぜひ教習所の周辺散策や、観光名所へのお出かけを楽しみましょう。
夕食
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頑張った1日の終わりには、美味しい夕食が待っています。教習所によっては、地域の特産品を使った特別メニューが出ることも。教習を受ける仲間と一緒に、楽しく味わいましょう。
就寝
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翌日の教習へ向けて、ゆっくりと心身を休めます。宿泊施設によっては消灯時間が設定されているため、時間を守って就寝しましょう。
合宿免許の卒業後~運転免許取得までの流れ
運転免許センターを調べて受験準備!
合宿免許を無事に卒業できても、すぐに運転免許を取得できるわけではありません。住民票のある都道府県で本免試験を受ける必要があります。
受験場所は、最寄りの運転免許センターです。場所を調べて、試験を受けにいきましょう。教習所の卒業時に交付される卒業証明書をはじめ、必要な書類や手数料などを忘れずに持っていくことが大切です。
適性試験や学科試験を受験
運転免許センターへ到着したら、手続きの後に適性試験と学科試験を受験します。適性試験では、視力や聴力のチェックが行われます。合宿免許の入学時と同じく、運転に必要とされる能力があるかを確かめるためです。
普通免許の場合、50分の学科試験が行われます。100点満点中90点以上獲得すると合格です。試験では、○×選択式の問題が90問、イラストを見て正しい回答を選ぶ危険予測問題が5問出題されます。合宿期間中に試験を想定した問題を解く機会があるため、練習は十分にできているはずです。落ち着いて受験に臨みましょう。せっかく学んだ知識を忘れないうちに、卒業後はできるだけ早く受験することがおすすめです。
運転免許証が交付され、ドライバーの仲間入り!
試験に合格できれば、運転免許証が交付されます。交通ルールを守って安全運転することを忘れずに、ドライブを楽しんでいきましょう。
この記事のまとめ
合宿免許を活用して、スムーズな免許取得を目指そう!
教習所へ入校してから免許を取るまでには、多くの教習や試験を乗り越えていかなければなりません。合宿免許であれば卒業までのスケジュールをあらかじめ決めてもらえるため、ご自分で管理する手間がかからない点がメリットです。まとまった時間が取れるなら、ぜひ合宿免許を活用してみてください。もちろん、最短で卒業するためには、決められたスケジュールを守ることが大切です。1日の合間にある自由時間で息抜きをしながら、教習に集中していきましょう。