合宿免許に年齢制限はある?プランを選ぶときの注意点は?
教習所に通う方法に比べて、教習料金が格安なプランも多い、合宿免許。10代では「何歳から参加できるか?」「高校生でもOK?」という点が気になったり、30歳以上なら「自分の年齢でも参加できる?」「個室や女性専用の宿舎はある?」というポイントを知りたかったりと、年齢によってさまざまではないでしょうか。
今回は、合宿免許に参加できる条件やおすすめ情報、プランを選ぶ際に気を付けたい注意点などを紹介します。
合宿免許に参加できる年齢はいくつ?
合宿免許に参加できるかどうかの判断基準は、入校時の年齢・検定時の年齢の両方でチェックする必要があります。普通免許と普通二輪免許、それぞれの車種についてみていきましょう。
普通免許の場合
普通免許が取得できるのは、満18歳以上の人と定められています。
合宿免許への入校は17歳(高校3年生)から可能ですが、仮免許が発行される修了検定の際には18歳になっていることが必要です。合宿免許では、MT・AT限定ともに、入校から1週間ほどで修了検定を受けることになります。
教習所によっては、入校日には満18歳になっていないと入校できないよう決められている場合もあります。18歳未満での申し込みを考えている人は事前に詳細をチェックしましょう。
合宿免許には高校生も参加できますが、未成年が入学するときには保護者の承諾が必要です。
また、小回りがきいて便利に乗れ、10代からも人気が高い原付の講習もあります。普通免許の教習には原付講習の時間があるので、普通免許を取得すれば原付免許を別に取る必要なく、普通車と原付の両方を運転できるようになりますよ。
普通二輪免許の場合
普通二輪免許が取得できるのは、満16歳以上の人と定められています。
合宿免許への入校は15歳から可能ですが、卒業検定時には16歳になっていることが必要。そのため、合宿免許では早くても16歳になる誕生日の1週間前が一番早い入校日となります。
合宿免許には高校生も参加できますが、未成年の入学には普通免許と同じく保護者の承諾が必要です。
普通二輪免許を取得することで、400cc以下のバイクや原付に乗ることができます。普通二輪免許を取れば、原付免許を別に取得することなく、原付も運転できるんですね。
二輪車の運転免許は、排気量に応じて種類が分かれています。400cc以上の運転に必要なのは、大型二輪免許。こちらの取得可能年齢は満18歳以上と異なるため、注意しましょう。
30歳以上でも合宿免許を利用できる?
ここでは、30歳以上でも合宿免許を申し込めるか?宿舎の環境はどうか?などの疑問に答えていきます。
30歳以上も利用できる合宿免許はある
合宿免許には年齢制限を設けているプランもありますが、年齢制限なしや、31歳以上も申し込めるプランも数多く募集されています。年齢制限があるプランのなかでも、25歳以下・35歳以下・50歳以下など、年齢制限の基準はさまざまです。
60歳以上になると、年齢制限によって入校できない自動車学校もあります。気になるプランが見つかったら、まずは応募条件を確認してみましょう。
合宿免許といえば、10代・20代の人が友だちとワイワイ楽しく、相部屋の宿泊施設に泊まって参加するもの……というイメージを持っている人が少なくないかもしれません。
しかし、最近の合宿免許プランには様々な特色があります。温泉付きのホテルやシングルルームでゆっくりできるプランを選べば、自分の時間を大事にしたい人にも安心。
ビーチや観光スポット、ショッピングモールなどに出掛けやすい立地だったり、施設が充実していて休憩時間も満喫できる教習所、子どもと一緒に参加できるプランなどもありますよ。
合宿免許によって年齢制限があるのはなぜ?
合宿免許の年齢制限は、保証サービスなどとの兼ね合いから設けられていることがあります。保証サービスの内容は、たとえば教習の延長や再検定になった際、追加料金が発生しないというもの。万が一検定に落ちた場合でも、予定外に費用が増えず、安心なサービスです。
年齢が上がるにつれて短期間で免許を取得するのが難しくなるおそれがあるため、プランによっては募集の段階で年齢制限を設けています。年齢によって保証内容が異なるケースもあるので、詳細をよく確認し、分からない部分は教習所に問い合わせしましょう。
合宿免許を選ぶときの注意点
合宿免許を選ぶときには、年齢ごとに気を付けたいポイントがあります。
10代
まず最初に確認したいのは、検定修了時点で運転免許を取得できる年齢を満たしているか?ということ。普通免許の場合は18歳、普通二輪免許の場合は16歳になっていることが必要です。20歳未満の未成年が応募する際は、保護者からの承諾が要るため、事前に相談しておきましょう。
夏休みや冬休み、春休みなどの長期休暇中は、予約がいっぱいになりやすい繁忙期に当たります。友だちとグループで参加したい場合には、その分まとまった空き人数がないと入れません。特に早めの申し込みがおすすめですよ。
30代
気になるプランを見つけたら、保証内容を確認することが大切です。保証の対象が30歳未満となっている場合があるので気を付けましょう。子どもと一緒に参加できるプランを設けている合宿免許もありますが、妊娠中の人は入校できないので要注意です。
長期休暇中の高校生や大学生が数多く参加して繁忙期に当たる3月〜5月や7月〜9月には、入校者の年齢制限を設けている教習所もあります。どうしてもこの期間に通いたい事情がある、というケース以外は、社会人のメリットを活かして空いている別の時期に申し込むのが、費用の面からみてもおすすめですよ。
全年齢共通
合宿免許では、年齢や時期によって、割引が適用されるプランが発見できることもあります。申し込む前に、割引を適用できる可能性がないかどうか、ぜひ確認してみてください。
入校すると、アルバイトや部活、仕事などで急用ができても、基本的には途中で抜けて一時帰宅することができません。また、もし途中でやめてしまうとキャンセル扱いになり、返金はされないことが大半です。入校日から卒業までスケジュールが確保できるよう、無理のないタイミングで申し込むようにしましょう。
また、合宿免許を卒業したあとには、住民票のある市区町村で定められた運転免許試験場(免許センターなど)で本免許学科試験を受け、合格すれば免許証が交付されます。本免許学科試験は卒業日から1年以内に受けることが可能。ですが、集中して覚えた教習内容の記憶が新しいうちに受験するのが効率的でおすすめです。
合宿免許での滞在期間にプラスして、近いうちに運転免許試験場に行くことまでスケジュールの念頭に置いておくと、更に安心でしょう。
この記事のまとめ
年齢制限やプランを比較検討して、ぴったりのプランを探そう!
合宿免許に参加できる条件やおすすめ情報、プランを選ぶ際の注意点をみてきました。
宿舎のタイプやロケーションなどがいろいろ選べたり、年齢や時期に応じて応募できるプランが異なったりと、同じ合宿免許でもさまざまな可能性があります。充実した合宿が過ごせるよう、自分にぴったりのプランを探してみましょう。