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雪道の安全運転マニュアル|運転のコツから便利なグッズまで

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車の雑学

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冬はスキーやスノボーなどのウインタースポーツが人気です。自分専用のスキー板やスノーボードを持っている人なら、スキー場まで車で行くことを検討するのではないでしょうか。スキー場に行くまでには、雪道を運転することになるでしょう。雪道は通常に比べて道路のコンディションが悪く、積雪量が少ない地域に住んでいる人にとっては、運転する際の不安要素がたくさんあります。
今回は雪道運転の経験が浅いドライバーのために、雪道で安全に運転する方法や、あると便利なグッズについてご紹介します。

雪道の安全運転マニュアル|運転のコツから便利なグッズまで

初心者でも雪道を運転できますか?

合宿免許スクールキャラクター:生徒

雪道の運転は、初心者ドライバーにとっては特にハードルが高い気がします。免許を取ったばかりの人でも、安全に運転できるのでしょうか。

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

路面がいつもとは違う状況になっている雪道の運転では、普段と同じ感覚で運転しないことが大切です。車がスリップしやすいため、車線変更はなるべくしないほうが良いでしょう。

合宿免許スクールキャラクター:生徒

どんな場所がスリップしやすいのですか。

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

特に注意したいのが、アイスバーン(路面凍結)やミラーバーン(※1)、ブラックアイスバーン(※2)になっている場所です。路面が凍結していると横滑りしやすくなるため、特に慎重に運転する必要があります。

※1:鏡のように光り、つるつるとした路面凍結の状態で、圧雪や凍結により起こります。
※2:雨で濡れたように黒く光って見える路面凍結の状態で、シャーベット状の雪などが凍って起こります。

合宿免許スクールキャラクター:生徒

注意して運転すれば、初心者でも雪道を走ることができますか?

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

はい、初心者でも正しい知識やポイントを理解して運転すれば大丈夫です。雪道運転の基本やコツなどについて詳しく見ていきましょう。

雪道運転の基本

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

雪道運転は、車両がスリップしたり、積雪で車が動かなくなったりするといった、事故やトラブルの危険性を孕んでいます。まずは、安全な雪道運転の基本を押さえておきましょう。

雪道運転の基本

事前の状況確認

事前の状況確認

運転する前には必ず路面状況の確認を行います。積雪しているか、凍結しているかなどを調べ、それぞれの状況に応じて必要な準備を整えましょう。外の気温が氷点下のときは、アイスバーン(路面凍結)が発生している可能性が高いので、普段よりも慎重に運転するなど、注意が必要です。
また、数日雪が続いている場合は、事故などにより交通規制がかかっていることも考えられます。インターネットや専用アプリなどを活用し、あらかじめ必要な情報を仕入れておきましょう。

車間距離を長めに

  • 事前の状況確認
  • 運転中は、通常時よりも車間距離を長めに取るように心掛けます。突然歩行者が転んだり、周囲の車がスリップしたりしたときなどに、素早く対応できるようにするためです。また、車間距離に余裕を持たせておくと、前後の車や自分の車がスリップを起こしたときでも、追突を回避することができます。

路肩に注意

  • 路肩に注意
  • 積雪でガードレールなどが見えづらくなっていることがあるため、路肩に近づきすぎると危険です。なるべく道路の中央を走行するように心掛けましょう。

急な車両操作は避ける

  • 急な車両操作は避ける
  • 雪道では路面が滑りやすいため、急ハンドルや急加速、急発進を避け、普段以上に歩行者や障害物に注意しながら低速運転を心掛けることが大切です。
    アイスバーンになっている場合、ブレーキが利かなくなるおそれもあります。脇道などで、ブレーキの利き具合を事前にチェックしておいたほうが良いでしょう。

タイヤは雪道仕様に

  • タイヤは雪道仕様に
  • 少ない積雪の場合、ノーマルタイヤでもスピードを出さなければ走行できますが、路面が凍結してしまうと走れません。雪道を運転する前には、特殊なゴムでできたスタッドレスタイヤなどに交換しましょう。タイヤ交換だけでなく、タイヤチェーンの装備も併せてしておくことをおすすめします。ただし、スタッドレスタイヤやチェーンを装着していると、通常よりも燃費が悪くなる傾向にあるため、燃料を十分に入れておきます。

雪道に強い車をレンタル

  • 雪道に強い車をレンタル
  • 車をレンタルする場合は、雪道運転に強いものを借りましょう。例えば、4WD(四輪駆動)が挙げられます。前輪、後輪の四輪を同時に駆動させられるので安定していて、滑りにくい点がメリットです。現在主流のFF(前輪駆動)も、雪道を走行しやすい車であるといわれていますが、路面が凍っているときはスリップしやすく、上り坂に弱いというデメリットがあります。

雪国では発進前に雪かきを怠らない

  • 雪国では発進前に雪かきを怠らない
  • 車に積もった雪を落とさずに運転すると、ブレーキをかけたときに雪がフロントガラスに落ちて視界がさえぎられたり、ウインカーが隠れて後続車から見えにくくなったりして危険です。また、タイヤのホイールに雪がついていると、ハンドル操作の妨げになることがあります。
    発車前には、運転席側のドアや屋根、フロントガラス、リアガラス、タイヤなどの雪を落としましょう。雪には小さな石や砂が含まれていることがあるため、落とすときは車に傷をつけないよう注意が必要です。
    乗車時は靴底についた雪も忘れずに取り除きましょう。雪が付着したままの靴で運転すると、アクセルペダルやブレーキペダルを踏むときに滑るおそれがあり、危険です。思わぬ操作ミスが事故の原因となる可能性があるため、靴の雪はしっかりと落としてから車に乗り込むことが大切です。

雪道を上手に運転するコツ

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

雪道を運転する上で、覚えておいたほうがいいポイントを4つご紹介します。

交差点

交差点

車が多く行き交い、積もった雪が踏み固められる交差点は、アイスバーンが発生しやすい場所です。急なハンドル操作によるスリップを防ぐために、右左折の合図はいつもよりも早く出しましょう。進路変更も、スピードを落としながら慎重に行います。

カーブ

カーブ

遠心力で車が外側に向かいやすいカーブは、雪の日に運転する際は注意が必要な場所です。
雪にタイヤを取られたり、滑って車体がスピンしたりする危険性があります。また、カーブに差し掛かかってからブレーキをかけると、タイヤがロックされてしまうことも。通常時の運転と同じように、雪道を運転する際には必ずハンドルを切る前の直線で減速を終えるようにしましょう。

トンネル・橋の上・坂道

トンネル・橋の上・坂道

トンネルの出入り口や橋の上は、他の場所と比べて冷えやすいため、路面が凍結している可能性が高い場所です。手前で減速し、事故を未然に防ぎましょう。また、下り坂では、エンジンブレーキを利かせて減速しながら走行すると、スリップを防ぐことができます。

吹雪の日

吹雪の日

吹雪の日は視界が遮られやすいため、ヘッドライトなどを点け、スピードに注意して慎重に運転します。雪がワイパーなどに付着してしまい前方がよく見えないときは、危険のない場所に停車し、小まめに雪を落としましょう。吹雪がひどく運転が難しい場合は無理をせず、雪の勢いが収まるまで待ちます。

雪道を運転するときにあると便利なグッズ

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

スムーズな雪道運転を行うために、車に載せておいたほうが良いグッズがあります。特に雪道を初めて運転する人は参考にしてみてください。

雪道を運転するときにあると便利なグッズ

曇り止めスプレー

曇り止めスプレー雪の日は、普段よりも外の気温が低くなっています。車内と車外の気温差により、窓ガラスやミラーが曇り、視界が悪くなりやすいです。曇り止めスプレーを車に載せておけば、曇りを軽減し視界をクリアに保つことができます。

滑り止めスプレー

滑り止めスプレー滑り止め用のタイヤチェーンを装着する以外に、緊急用の滑り止めスプレーがあると、万が一のときにも役立ちます。

スコップ

スコップ駐車していた車に雪がたくさん積もったり、タイヤが雪にはまったりしたときに除雪を行うためのスコップもあると便利です。

懐中電灯

懐中電灯夜間にトラブルが発生し、暗い場所で作業を行わなければならないときには懐中電灯があると安心です。

脱出ボード、バスタオル

脱出ボード、バスタオルスリップでタイヤが空転した際、タイヤにかませる脱出ボードやバスタオルなどが役立ちます。

防寒着

防寒着除雪作業やトラブル発生時に寒い中でもスムーズに作業ができるように、軍手や厚手の手袋、厚手の防寒着などを持っていくと良いでしょう。

ブースターケーブル

ブースターケーブルワイパーや窓ガラスが凍ってしまった場合に備えた解氷剤や、バッテリーが上がってしまったときのためのブースターケーブルなどを備えておくと安心です。

この記事のまとめ

合宿免許スクールキャラクター:もみじ先生

万全な対策をして雪道運転に臨もう

雪道運転は、普段の運転よりも多くの危険が伴うため、自分の運転に自信がないという人は、車以外の移動手段を選んだほうが良いかもしれません。
運転に慣れている人でも油断は禁物です。自分の運転スキルを過信せず、いつもよりも慎重な運転を心掛け、万が一のときに備えて便利グッズを搭載するなど、雪道対策を徹底しましょう。

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